8月18日(木)一日子ども図書館員を実施しました!
更新日:2022年8月23日
一日子ども図書館員大活躍!
子ども図書館員は、下松市内の小学5・6年生を対象に募集を行い、抽選で選ばれた4名に図書館のお仕事を体験してもらう、というイベントです。
では、実際にはどんなことを体験したのか、簡単にご紹介しますね!
①図書館探検
当日は10時スタートだったのですが、15分前には全員集合しており、ほとばしるやる気をひしひしと感じました。
エプロンに着替えたあと、職員と一緒に図書館探検へ出かけました。
普段使わない一般書や郷土資料のコーナーや、職員だけしか入れない書庫、あおぞら号の車庫など、隅から隅まで探検しました。
やはり盛り上がったのは、書庫にある移動書架でした。ボタンを押すと本棚が動く仕組みになっており、限られたスペースでも大量の本が収納できます。
さながらファンタジーのような本棚に、子ども図書館員の目が輝いているように見えました(笑)。
②おはなし会見学
ちょうど「おひざにだっこのおはなし会」がある日だったので、司書が普段どのような感じで読み聞かせをしているのかを見学してもらいました。
参加者の検温や案内を積極的に行い、手遊びも一緒になって楽しんでくれるなど、すっかりスタッフとして馴染んでいて驚きました!
「本はどういう感じで選ぶのか」「手遊びは全部頭の中に入っているのか」という質問も飛び出し、なかなか見込みのある子たちじゃのう、と未来の司書(?)の姿になんだか嬉しくなりました( *´艸`)。
③カウンター業務
お昼を挟んで、2グループに分かれてカウンター業務とフロアワークを体験してもらいました。
カウンター業務は、主に貸出、返却、資料検索などを行いました。
少し緊張しながらも、職員と一緒にハキハキとした応対ができていました!
カウンター業務は図書館の顔となる大切な業務です。子ども図書館員の勇姿を見て、我々も身が引き締まる思いでした。
〇資料検索の手順や画面の見かたなどを学んでいます
〇返ってきた本に何か挟まっていないか、汚れや破れがないかをチェックしています。
④フロアワーク
フロアワークは、主に「配架」という作業を行います。配架とは、返ってきた本をもとの書架に戻すという作業で、正しい場所に正しい順番で並べることで快適に利用してもらうことができます。
図書館の本は「日本十進分類法」に則って、分類番号を振っています。背ラベルの番号とカタカナとにらめっこしながら、正確に配架ができていました。
これだけでも素晴らしいのですが、さらに驚いたのはそのスピードです。初めてとは思えない速さで正確にこなしていたので、職員も大助かりでした!
〇2人で相談しながら配架場所を探し中・・・
〇さあ、どこに入れるかわかるかな?
⑤POPを作ってみよう
図書館では「企画展示」というものを行っています。テーマにそって本を選び、特集を組んで展示します。利用者の皆さんに新しい本と出会える機会をお届けしており、人気のコーナーとなっています。
そこで、子ども図書館員のみなさんにも展示の企画を体験してもらいました!内容は本のPOPを作って、その本と一緒に展示するというものです。
それぞれ紹介したい本を選んでもらい、おススメポイントやあらすじなど、その本が読みたくなるようなPOPを作成しました。
用紙の形、文章、デザインに各々のこだわりを見せ、時間ギリギリまで熱い思いを形にしようと頑張っていました!
そして出来上がった力作がこちら!
みなさん素晴らしい完成度です!
4名が作ったPOPと本は、9月末までYAコーナーの新刊棚に展示していますので、ぜひご覧ください!
一日子ども図書館員を終えて
最後に「図書館のお仕事どうだった?」と聞くと「思ったより大変で疲れた」「図書館のことが知れて楽しかった!」などの声があがり、仕事の大変さと面白さを実感してくれたように思います。
自分で言うのもおこがましいのですが、図書館において司書はプロです。本の探し方や利用者のみなさんへの心遣いなど、一部ではありますが、プロの技と心構えを身に着けた4名が、この先大いに図書館を活用して、豊かな人生を歩んでいかれることを願っています。
参加者のみなさん、お疲れさまでした!
最後に、この記事を読んで興味が出てきた方は、ぜひ次回応募してください!待ってます!