天王森古墳出土の家形埴輪と巫女埴輪の3D画像を公開しました!
更新日:2024年5月30日
下松市郷土資料・文化遺産デジタルアーカイブにおいて、天王森古墳から出土した
家形埴輪と巫女埴輪の3D画像を公開しました。
拡大したり、角度を変えたりしながら鑑賞することができます。
1500年の時を超えて蘇った大変貴重な考古資料を、この機会にぜひご覧ください!
公開日時
令和5年12月12日(火) 10時~
アクセス方法
下松市立図書館のホームページから「下松市郷土資料・文化遺産デジタルアーカイブ」
にアクセス後、サイト内の「考古資料」のページにてご覧いただけます。
新規掲載資料
・家形埴輪 1点 <天王森古墳出土>
6世紀前半の埴輪で、大きな破風(はふ)を持つ切妻屋根の家形埴輪。
屋根には6本の堅魚木(かつおぎ)が配置されており、被葬者の権力の高さを示している。
どのような建物を表現しているかは不明だが、この造りの家形埴輪は国内で例がなく、大変珍しい。
・巫女埴輪 1点 <天王森古墳出土>
6世紀前半の埴輪で、古墳時代の巫女を表現した人物埴輪。
頭髪は古墳時代の女性特有の髪型(島田髷風の髪型)であり、首飾りや意須比(おすい)と呼ばれる衣装
を身に着けている。
巫女は葬送儀礼などの際、首長や霊魂に対し捧げものを差し出す重要な役割を果たしたと考えられてお
り、この埴輪も両手で胸の前に容器を捧げ持つような仕草をしている。